ちひろの記録

お金のこと・健康のこと・生活環境などを改善するためアラフィフから始めたことを記録します.

【本】【レビュー】「年金だけでも暮らせます 決定版・老後資産の守り方」

f:id:chihiro-i:20210522170002j:plain


ドルコスト平均法で老後資金を少しでも増やそうとしているところです。

 

全世界株インデックスの投資信託を始めようと思っているのですが、初回買い付けまで少し日にちがあるのでもう少し勉強してみようと思い荻原博子氏の本を読んでみました。

 

タイトル:「年金でけでも暮らせます 決定版・老後資産の守り方」

著者:「荻原博子」

出版社:「PHP新書」

 

 

読んでみて良かったです。

 

世の中いろいろな意見があるものです。

 

荻原氏の本は以前も一冊だけ読んだことがあるのですが、その本でも今回読んだ本でも投資や保険をおすすめしていません。

 

投資については多くの人が初心者向けで危険が少ないと言っているドルコスト平均法も、やらない方がいいと書いています。

投資に反対の方の本なので読んでみました。言われてみれば当たり前のことではあるのですが、改めて、そりゃそうだよな、と考えさせられました。

 

 

「年金だけでも暮らせます 決定版・老後資産の守り方」を読んで、なるほどと思ったところを3つピックアップします。

 

①年金は破綻してしまうのではないかという不安について

 

「年金」がほんとうに「破綻」するのかというと、結論から言えば、年金は「破綻」しません。

 

年金が破綻しないのは、3つの理由があるからです。

 

①年金は、今すぐ全額支払うものではない

②破綻しそうになれば、政府が助ける

③破綻しないための様々なテクニックがある

 

特に、①の「年金は、今すぐ全額支払うものではない」というのは、あ、そうかと思いました。

ようするに、

すぐに引き出せる預金とは違い、どんなに大きな借金があっても、年金は65歳以降に支給することになっているので、破綻はしにくいということです。

 

とはいえ、破綻しないまでも、破綻させないために支給額が減る可能性はあるということは言っていました。

 

私の家は、夫婦合わせてもらえる年金額がとても少ないです。

だいたい、政府が夫婦でもらえる年金額のモデルケースとして挙げている金額の半分ぐらいになります。

現段階でこれなので、破綻しなくてもかなり厳しい現実が待っています。

 

わかっていたことではありますが、改めて納得させてもらいました、という感じです。

 

でも、年金がなくなるかどうかということについては池上彰さんもテレビで、なくなることはないだろうと言っていました。

少なくとも「0(ゼロ)」にはならないだろうから、あとはやりくりの問題だなと思いました。

 

 

②ドルコスト平均法の安全性について

 

なぜこんなバカげた「ドルコスト平均法」などという投資手法が、金科玉条のようにもてはやされ、金融機関に素人が来ると必ず説明するのか。

 その理由は、売る側にメリットがあるからでしょう。

 

ドルコスト平均法は勝間和代さんはじめ、多くの方が初心者にも安心な投資方法としてすすめています。

 

『ドル・コスト平均法(ウィキペディアより)

ドル・コスト平均方とは、株式や投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。定額購入法ともいう。金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。例えば「予定資金を12分割して、月末ごとに資金の1/12を投入し、一年かけて全量を買う」という手法。』

 

経済は、リーマンショックや東日本大震災などで打撃を受け、株価が大きく下がることもあるけれど、逆に好景気で上がることもあります。

そうやって乱高下しつつ、それでも全体的にゆるやかに成長しているので、20年以上の長期投資を続ければマイナスになることはほとんどない。

というわけで、投資の初心者も単純に積み立てていく感覚でお金を増やしていけますよ、というのがドルコスト平均法のおすすめポイントになっているんですよね。

 

で、私もやろうと思っていました。

 

ところが、荻原氏はドル円相場の過去50年のチャートを示し、長期間やったからといって必ず増えるわけではない。逆に減るという例を出して説明しています。

 

1971年300円ぐらいだったドルは、2018年には100円ぐらいになっています。

50年間上がったり下がったりはあるものの、平均して下がり続けています。

 

ドルコスト平均法についての本を読んだときに、確かに為替についてのデメリットを説明している箇所がありました。

YouTubeで人気の両学長リベラルアーツ大学でも、両学長が、後進国株についてはハイパーインフレや政治が不安定であることのリスクについて話をされていました。

 

当たり前ですが、投資はあくまで投資。

資産を増やすつもりが減る可能性はあるんですよね。

 

特に両学長は50歳を過ぎてからの投資はすすめていませんでした。

荻原氏も、今回私が紹介しているこの本は老後資産の守り方がテーマなので、老後を迎えた方、これから老後を迎える50代60代の方々、つまりこの本の読者層に向けて投資をすすめていません。

 

引用箇所に「売る側にメリットがあるからでしょう」とありました。

 

長期投資の成功例で使うチャートは、切り取る範囲によっては何倍にも資産が増える例を示すことができます。

でも、荻原氏が例に出したチャートは減っている典型的な例です。

金融機関がこれから投資しようとしている人に示すチャートは、当たり前ですが前者のチャートですよね。都合の悪い資料をお客さんに見せたりしません。

 

だから、リスクの話しをしつつもそういう都合のいい資料で騙される可能性があること。窓口のある銀行や証券会社は、窓口の人件費やら経費がかかるので手数料が高い。長期間やっているうちにごまかされてしまう、ということを指摘しています。

 

ドルコスト平均法については、20年以上やればまず大丈夫だと思っていたので改めてやるならそれなりの覚悟を持たないといけないことを教えてもらいました。

 

 

③老後の医療費と介護費用はどのぐらいなのか

 

介護費用は1人平均550万円、2人で1100万円。医療費は、2人で200万円から300万円を用意しておけばいいということがわかったと思います。この2つを合わせると、2人で1300万円から1400万円。少し余裕をみて1500万円くらいは、老後の介護費用と医療費のために、手をつけずに取ってきましょう。

 

以前騒がれた老後2000万円不足問題に、この医療費と介護費用は含まれていません。合わせると3500万。一般の平均より年金額が半分ぐらいの我が家は、5000万円は老後の蓄えとしてほしいところ、ということになります。

 

無理~!!!

 

無理です。

 

「年金だけでも暮らせます」も無理。

 

本を読んだ結論、老後を迎える前に老後に破綻決定が見えている 涙。

 

やっぱり何とか稼がなければなりません。

 

この本にも書いてありましたが、様々な控除や年をとってもできるだけ働くなど、地道にできることをするしかありません。

 

けれど、具体的にどのくらい不足なのかがわかったので、目標を示せて良かったかな、と思っています。

 

贅沢をしなければギリギリやっていける可能性もありますので、頑張るしかありません。

 

 

まとめ

 

以上「年金だけでも暮らせます 決定版・老後資産の守り方」を読んでなるほどと思ったところ3点を挙げました。

 

①年金は破綻してしまうのではないかという不安について

②ドルコスト平均法の安全性について

③老後の医療費と介護費用はどのぐらいなのか

 

 

不安がっていても仕方ありません、現実をしっかり知ろうと思って自家の資産やら、もらえる年金額などを調べて、こういった本を読んで実際の必要額を出してみると…

 

知らない方が幸せってこともありますね! w

 

けれど、何とかなると高をくくっていると体が動かなくなってから苦しむだけとも思えるので、今やれることをやるだけです。

 

まだ仕事をさせてもらえているわけですし、絶望しているわけではありません。

 

健康でいるだけでも資金は大助かりなので不安がって鬱にならないよう頑張ります。

 

具体的に何を頑張ったかブログに挙げていきます。

 

 

と、いうわけで、この本を読んで己の厳しい現実を知ることができました。

 

老後に対して漠然とした不安を持っている方、おすすめです。

自分の現実を知ったら思ったより大丈夫な場合もあると思います。

 

私のように思った通り厳しいとわかることもありますが、具体的にどの程度不足なのか知らないと対策の立てようもないので、知ることは大事だとつくづく感じさせてくれる一冊でした。