ちひろの記録

お金のこと・健康のこと・生活環境などを改善するためアラフィフから始めたことを記録します.

「女は使えない」という理由で会社をやめさせられそうになった話し

この記事では、私の身近な人が、女だからという理由で会社に解雇を言いわたされたときのことを記録します。

 

 

女だから会社をやめろと言われたら、女性の皆さんどうしますか?

 

今から約20年ほど前の話しではありますが、当時にしてもそんな理由で会社をやめさせるのはおかしな話しでした。

 

私も最初に聞いたときは耳を疑いました。

 

けれど、信じられないようなことが現実に起きてしまうんですね。

 

 

彼女は近くの労働基準監督署に相談に行きました。

私も少しでも彼女の力になれないかと、ネットでこの問題について調べました。

 

 

その時のことを記録します。

 

 

 

女だからという理由で解雇を言いわたされた

 

彼女を「K」さんと呼びます。

 

Kさんがもうすぐ55才になろうかというある日、勤めていた会社に55才の定年で会社をやめるよう言われました。

 

理由は「女は使えないから」。

 

社員50人ほどの小さい会社です。

金属を扱う会社で、それまで女性が営業をしたことがありませんでした。

 

けれど、これからは女性にも活躍してほしいということで、Kさんは営業に抜擢されました。

 

このときKさんは50才になるかならないかだったと思います。

営業をやる代わりに55才の定年後も働かせてもらえるか確認して、働いていいということだったので引き受けることにしたそうです。

 

Kさんは優秀で、もともと売り上げ¥0だったルート販売の客先から年間1億ほどの売り上げを得るなど活躍しました。

 

ところが、Kさんが55才に近づいた頃、なぜか窓際に追いやられたのです。

そしてある日突然、会社をやめるよう言われました。

 

理由を聞くと、

「女は使えない」から

とのこと。

 

 

 

労働基準監督署へ相談

 

Kさんは近くの労働基準監督署へ相談に行きました。

 

労働基準監督署には、不当解雇にあたり、裁判をすれば必ず勝てるから裁判をした方がいいと言われたそうです。

後進のために、一つでも判例を増やしてほしいとも言われたそうです。

 

このあたりの詳しいいきさつは、長い年月の間に忘れてしまったのですが、恐らく労働基準監督署は会社にはたらきかけたのだと思います。

 

会社側の弁護士も、裁判をやったら100%会社が負ける、と言ったそうです。

 

 

Kさんは解雇を言いわたされてもしばらく通勤して頑張ったのですが、裁判するほどの気力はなく、結局55才で会社をやめました。

 

私は裁判する場合の対処方法をネットで調べてKさんに伝えて、Kさんもそれを参考にしてくれたのですが、やはり裁判するとなると精神的ダメージが大きくなりすぎて、最後まで戦う自信が持てないからやめる、とのことでした。

 

私自身も、そんなKさんを支える自信が持てず、申し訳ないことにそれで良かったと思ってしまいました。

 

当然会社とは和解というかたちになり、会社側が退職金を上乗せするということでやめていったわけですが、何とも後味の悪いことでした。

 

 

 

まとめ

 

Kさんは、55才の定年以降も働いていいという条件で、会社の初の女性営業になりました。

 

ところが、Kさんが定年をむかえるころ、会社は「女性は使えない」という理由でKさんを定年退職でやめさせようとしました。

 

Kさんは労働基準監督署に相談し、必ず裁判に勝てるから裁判をするよう言われました。

会社側の弁護士も、裁判をしたら100%会社側が負けると言ったそうです。

 

ですが、裁判をした場合の精神的苦痛に耐える自信がもてず、Kさんは会社を和解して和解金をもらい仕事をやめました。

 

 

実は、Kさんは仕事ができるあまり上司がバカに見えてしまいバカにする、ということをしてしまいました。

上司は、男性社員なら怒鳴りつけたりできるのですが、女性はどう扱っていいかわからず、やめさせる、という手段をとったようだ、とのことです。

 

気に入らないという理由で、これまで何度か社員をやめさせてきたのですが、労働基準監督署にまで相談して会社に圧力(?)をかけてきたのはKさんが初めてだったようです。

 

これまでの人は大人しくだまってやめていったのですが、抵抗を見せたのはKさんが初めてで対応に苦慮したそうです。

 

 

それにしても、「女は使えないから」とか、もっとまともな理由は思いつかなかったのだろうかと思いました。