ちひろの記録

お金のこと・健康のこと・生活環境などを改善するためアラフィフから始めたことを記録します.

片付本レビュー「親の家を片づける」 

「親の家を片づける」という本を読みました。

 

   書籍タイトル:親の家を片づける

   編者:主婦の友社

   (50代以上の女性向け雑誌「ゆうゆう」の特別編集)

 

私は夫の実家を片付けているのですが、思うように進まず、やる気がなえてしまいました。

 

どうしたらやる気になるのか、他の人はどうしているのか、と思いこの本を読んでみました。

 

「親の家を片づける」というタイトル通りのことをしていて悩んでいたので、とても参考になりました。

 

「親の家を片づける」では、実際に親の家の片付けをした方15人の事例を紹介しています。

 

私以上に大変な人ばかりでした。

片付けに挫折していた私は励まされ、また片付けようか、という気持ちになれ少しづつですが進められるようになりました。

 

親の家を片付けている方、親の介護や実家の行く末が気になる方など参考になると思います。

 

 

「親の家を片づける」を読んで参考になった箇所、気持ちが動いた箇所などたくさんありましたが、全部紹介すると長くなってしまうので、ここでは3つに絞ってご紹介します。

 

 

親の家の片づけ方法に決まりはない、十人十色。

 

親の家の片づけにスタンダードはないということです。親の家の片づけは、単なる整理整頓とは違います。短期間で片づけられる人がいた一方で、数年かけても終わりが見えない人もいました。整理上手だから親の家をもさくさく片づけられるわけではないのです。けれど、この15例のすべてに共通することがひとつだけありました。15人全員が、モノの整理を通して、それぞれがそれぞれの形で親と向き合っていたのです。 

 「親の家を片づける」【はじめに】より引用

 

 

親の家の片付けは、私が想像していた以上に大変でした。

私は片付け好きだから何とかなる、と思っていましたが甘かったです。

 

どこがどう大変かは人によって違うのではないかと思います。

 

私の場合は、義理の両親と夫の妹、つまり夫の家族は全員亡くなってしまったため遺品整理ということになります。

 

だから自分の想い通りにいくと思いきや、これは生前大事にしていたものだろうか、思い出としてとっておいてあげた方が故人は喜ぶだろうかと考え出してしまい、なかなか進みません。

 

また、ありとあらゆる物があります。

 

夫は売ればいいと言いますが、古い物が多いので買ってくれそうなところはすぐには見つかりません。

やってもやっても終わりが見えず、どう片付ければいいかわからないもの、方法はあるけれどどれと決めきれなかったり…。

 

仕事もあるし、結婚で引越して通勤が往復3時間近くかかるし、家事だってやらなきゃならないし…

で、悩みすぎて頭が混乱し、とうとうハゲができてしまいました(涙)

 

円形脱毛症というやつです。

しかも2か所。

 

この本を読んで、みんな同じような思いをするものだ、自分だけじゃないんだと思えたことで、少し気持ちが楽になりました。

 

特に、先ほど引用した「はじめに」に書いてあるように、15人いれば15通りの片付けがあるので、私の片付けがどのようなものになっても、別に気にすることはないのだと感じることができました。

 

そして、会話をしたことのない夫の家族がどんな方たちだったのか、物を通して垣間見ることができたので、やって良かったと思います。

 

 

片付けを通して、夫と自分の考え方の違いを知る。

 

夫と私の、モノとの付き合い方の違いが浮き彫りになり、それも大きなストレスになったのではないかと思っています。

 「親の家をかたづける」【ケース⑪両親の遺品を捨てたがらない夫。次々と持ち込まれるものに我が家は占領されてしまった】より引用

 

 

私も、片付けを通して夫との考え方の違いを知ることができました。

この本の、引用した部分の方と違い、私の場合は知ったことでストレスがなくなりました。

 

私の場合は、夫との違いに気付いたと同時に、自分の方に問題があったと気付くことができ、ストレスがなくなったという感じです。

 

夫も、家族の遺品を捨てたくはないと思っています。

だから、私が捨ててしまっていいかと聞くと、抵抗があるような様子を示します。

 

抵抗があるとはいえ、実際あっても使うことがないことはわかっています。

 

また、片付けが嫌いなので私にまかせっきりにしているということから「好きにしていい」と言います。

 

夫のそういう気持ちが見えてしまうと捨てることができません。

 

せめて、売るとか寄付するとか譲るとか、物を生かせる方法を考えるのですが、実行するのは大変です。

 

捨てていい、好きにしていいと夫は何度も言いますが、私の方で夫の気持ちに忖度してしまい進まなくなってしまったのです。

 

それでもどうにかこうにか片付いてきて、部屋を広く使うことができるようになっていました。

 

まだまだやることはありますが、ずっと片付け続きだったので自分の本当にやりたいことをやるようになり、いよいよ片付けが進まなくなりました。

 

そうなるとそうなったで、私はストレスです。

 

夫が好きにしていいと言いつつ、本当は捨てたくなさそうな態度が悪いんだと思うようになり八つ当たり。

 

あるとき夫が言いました。

「もう片付いているのに何でそんなにイライラしているんだ。」

 

「片付いてなんかないよ。まだまだ先が長いよ。」

と私。

 

 

そんな会話が何回か続いて、ある時気づきました。

そして私は夫に聞きました。

 

「ひょっとして、もう片付けは終わったと思っている?」

「うん。そう言ってるだろ。」

「いや、まだだから。」

「十分だよ。よくやってくれたよ。布団を敷くスペースもなかったんだから。」

「だから、まだなんだけど…。」

 

つまり、夫は片付いたと思っており、私は片付いていないと思っている。

 

「片付いた」の基準が二人で違いすぎたのです。

 

ああ、そうか。

考え方の違いか、と気付きました。

 

気付いたからといって、片付けが進むようになったわけではないのですが、片付いていると思えば気は楽になります。

 

私はずっと頭の片隅で片付けなきゃ片付けなきゃと思っているわけです。

一方夫は片付けが終わって部屋がスッキリしたと思っているわけです。

 

 

何も私も片付けが終わったと思えばいいだけです。

(できませんが)

 

つまり、私は夫のように考えられなくて悩んでいるだけにすぎません。

 

本の内容とだいぶズレてしまいましたが、片付けを通して夫婦間の考え方の違いを知ることができなのは同じかなと思い綴ってみました。

 

どこがどう違うかわからないと、どうすり合わせていけばいいかもわからないので、悪い方でもいい方でも違いを認識することは大事だと気付くことができました。

 

 

親の家の片付けを一人でがんばることはない

 

介護と同様、親の家の片づけも、家族や親せきなど周囲の人の協力と理解が得られると、大変さが大きく変わります。ひとりで抱え込まず、ときには外部サービスなども上手に利用したいものです。

「親の家を片づける」【あとがき】より引用

 

「親の家を片づける」の【あとがき】にあるように、自分だけでやろうとすることはないと思います。

協力してくれる人がいなければ外部サービスを利用するのも全然ありだと思います。

 

「片付ける」とひとことで言っても、親の家で片付けるのは物に限らないからです。

・物

・思い出

・建物そのもの

・土地

・相続問題

などなど

 

片づけるときの状況や人によってそれほど大変ではない場合もあれば、ものすごく大変という場合もあり、状況によって千差万別だと思います。

 

片づけぐらい、と簡単に見る人もいるので理解が得られず大変な思いをする場合もあると思います。

 

身体のみならず心までやられてしまうことも十分考えられます。

 

頼れるものがあるならどんどん頼るべきだと思います。

 

私の状況はそれほど大変ではないものの、ハゲができてしまったぐらいなので、どこのお宅もそれなりに大変なことにはなると思います。

 

一人でかかえこまず、できるだけ協力者を得ながらやればいいと、この本を読んで感じることができました。

 

 

まとめ

 

私がピックアップした箇所は次の3点です。

 

・【はじめに】より:親の家の片づけ方法に決まりはない、十人十色であるということ。

・【ケース⑪両親の遺品を捨てたがらない夫。次々と持ち込まれるものに我が家は占領されてしまった】より:片付けを通して、夫と自分の考え方の違いを知ることができたということ。

・【あとがき】より:親の家の片付けを一人でがんばることはないということ。

 

自分の経験と照らし合わせて参考になった箇所になります。

 

全体として、誰でも大変だからくじけそうになることもあるさ、ということがわかり励まされました。

 

この本は「ゆうゆう」という50代以上の女性向け雑誌の特別編集です。

「ゆうゆう」は比較的裕福な方向けの雑誌なので、「親の家を片づける」もわりとお金をかけることのできた方の例が多いと思います。

 

もう少しリーズナブルに頑張った例を載せた片付け本があったら、読んでブログの記事にしたいと思います。